とある会社の編集部 番外編1

 ここはライトノベルという、10代〜20代が主の読者層になるライトノベルを制作する編集部。
 その名も『アチュキーメテオワークス ライトニング文庫編集部』
 日本で最大の発行部数を誇るこの編集部で、今日も編集担当による会話が繰り広げられる。
『2010年も最後の刊行。今月も充実のラインナップで、ライトニング文庫の独走は間違いないな』
 と、力強く語るのはライトニング文庫編集部M編集。
 業界でも屈指のやり手であり、担当した作品のすべてが100万部を超える大ヒット。
 しかも、すべてがメディアミックス展開されアニメ化、ゲーム化などその手腕の手際の良さから「敏腕編集」との呼び声も高い。
 40歳間近の働き盛りで、多忙で不在がちな編集長の補佐も兼ねる「編集長代理」という肩書きをもつ。
 現在実質の編集のTOPである。
『そうですね、Secret of Nogizaka 13th、Sword art on-line、Girl of air and Young boy of youth、なども10万部は確実だと思います』
 M編集の言葉に対応したのが、まだ若いS編集。
 入社後M編集の下でみっちり鍛えられ、今では4作品の担当をしており、いずれもスマッシュヒットを飛ばしている。
 入社6年目で、そろそろメディアミックス作品が出てきそうな気配が伺える。
 今後の有望株で、M編集とよく一緒にいることから、2人併せてSMコンビと呼ばれることも多い。


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